遺族を交えたデスカンファレンスの意義
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デスカンファレンスとは患者の死後に開くカンファレンスで、医師や看護師、ケアスタッフなどの多職種が治療やケアの振り返りを行うものだ。終末期ケア、緩和ケアが浸透する中、亡くなった患者の経過をチームで振り返る意義は明らかである。だが、その場に遺族が参加する取り組みは普及していない。鉾立優作氏が透析看護認定看護師として働く豊郷病院(滋賀県)では2016年より多職種のデスカンファレンスを始め、17年には遺族を招くようになった。その実践とグリーフケアにおける意義を、第66回日本透析医学会(6月4〜6日、ウェブ併催)での発表から紹介する。