非糖尿病CKDの腎予後予測にAlbが有用

 慢性腎臓病(CKD)患者は並存疾患や栄養摂取制限、食思不振、代謝異常などさまざまな要因から低栄養になりやすいことが知られている。近年、高齢者の栄養指標として登場したGNRI(Geriatric Nutritional Risk Index)が心不全患者や透析患者でも有用と報告されているが、非糖尿病CKD患者における有用な栄養状態の指標についてまだ明確なものはない。第64回日本腎臓学会(6月18〜20日、ウェブ併催)において名古屋大学腎臓内科の立枩(たてまつ)良崇氏らは、非糖尿病進行期CKD患者における腎予後予測因子として血清アルブミン(Alb)が有用であると報告した。