コロナ下のストレスが家庭血圧に影響

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)流行対策として、第1回の緊急事態宣言が発令されてから1年以上が経過した。外出自粛や行動制限などに伴うストレスによる慢性疾患管理への悪影響が報告されている。内科クリニックこばやし(相模原市)院長の小林一雄氏は、ストレスをスコア化して評価した上で血圧をはじめとする臨床項目に及ぼす影響について、同市内のかかりつけ医と連携しデータを構築。ストレスを抱える患者群では、診察室血圧だけでなく家庭血圧の有意な悪化も認められたと第9回日本臨床高血圧フォーラム(5月15~16日、ウェブ開催)で報告した。