腎性貧血の新旧薬剤、長所と短所
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兵庫医科大学病院腎・透析内科教授の倉賀野隆裕氏は、第66回日本透析医学会(6月4~6日、ウェブ併催)で治療抵抗性の腎性貧血をテーマに講演。腎性貧血治療の中心である赤血球造血刺激因子製剤(ESA)を投与してもヘモグロビン(Hb)値が上昇しない、または目標Hb値を維持できないESA低反応性、あるいは鉄の利用障害を有する患者に、新規機序の腎性貧血治療薬である低酸素誘導因子プロリン水酸化酵素(HIF-PH)阻害薬が有効な可能性がある、と指摘した。一方で、HIF-PH阻害薬の使用に際しての課題を挙げた。