多剤併用高齢者の2剤同時減薬をRCTで検証

 ポリファーマシー(多剤併用)の解消は高齢者医療における重要課題だが、減薬を安全に行う方法論は確立されていない。国保旭中央病院(千葉県)糖尿病代謝内科部長(現・千葉市立海浜病院糖尿病・代謝内科統括部長)の小林一貴氏は、減薬の有効性と安全性を検証するランダム化比較試験を実施。合剤化を含めた2剤同時減薬による有害性は示されなかったことを、第32回日本老年学会/第63回日本老年医学会(6月11〜27日、ウェブ開催)で報告した。