世界初、ワクチンで老化細胞を除去

 近年、老化細胞の除去(senolysis)による抗老化治療の概念が提唱され、さまざまな老化細胞除去治療の開発が進められている。大阪大学大学院健康発達医学寄附講座教授の中神啓徳氏は、老化T細胞を標的としたワクチンを開発。マウス老化T細胞の減少や耐糖能の改善が得られたことを第32回日本老年学会/第63回日本老年医学会(6月11日〜7月4日、ウェブ開催)で報告した。