歯周病治療で肝炎、大腸がんを抑制

 歯周病はわが国の30歳以上の3人に2人が罹患しており、国民病の1つといえる。歯科領域における重要な課題であるにとどまらず、最近では全身疾患や生活習慣病との関連が報告されるなど、医科領域においても注目されている(関連記事「歯周病による生活習慣病のエビデンス続々」)。横浜市立大学大学院肝胆膵消化器病学教室主任教授の中島淳氏は、歯周病と肝疾患および大腸がんの関連について、自身の研究結果を第21回日本抗加齢医学会(6月25~27日、ウェブ併催)で紹介した。