コロナ感染者の大半が変異株の中和抗体保有

 神戸大学感染症センター臨床ウイルス学分野教授の森康子氏らの研究グループは昨日(7月13日)、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)流行の第1~4波時に新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の従来株および英国型変異(アルファ)株に感染し、神戸市内の医療機関を受診した81例の血清を用いて中和抗体価を解析。無症状や軽症を含むSARS-CoV-2感染者のほとんどがアルファ株やインド型変異(デルタ)株、ブラジル型変異(ガンマ)株、南アフリカ型変異(ベータ)株に対する中和抗体を保有することを確認したと発表した。「COVID-19回復者は他の変異株への再感染または重症化リスクが低い可能性が示唆される」としている。