コロナ関連ARDSの呼吸管理は腹臥位で

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)関連の急性呼吸窮迫症候群(ARDS)では、患者によって呼吸メカニクスが異なるため、呼吸管理方法が複雑化している。大阪大学病院集中治療部の妙中浩紀氏らは、呼吸メカニクスと電気インピーダンストモグラフィ(EIT)による換気分布の評価を前向きに検討した結果を第43回日本呼吸療法医学会(7月3~4日、ウェブ併催)で報告。「COVID-19関連ARDSの呼吸管理では腹臥位が効果的」と述べた。