悪性高熱症の突然死予防する治療薬候補発見

 東京慈恵会医科大学・分子生理学講座准教授の山澤德志子氏らの研究グループは、国立精神・神経医療研究センターなどとの共同研究で、悪性高熱症や重度熱中症の発熱抑制などに対し優れた効果を有する物質を見いだした、とNature Communications(2021年 7月13日オンライン版)に発表した。動物試験で発熱を顕著に抑えるなどの優れた有効性が確認されたことから、「安全に使用できる悪性高熱症の治療薬になる可能性が示された」としている。