RSウイルスの家庭内感染、7日以内に広がる
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昨年(2020年)と比べ、国内での報告数が大幅に増加しているRSウイルス感染症は、家庭内や保育施設などでの集団感染が多いことが知られている。しかし、これまで近親者間における感染リスクの経時的変化に関する報告は十分でなかった。東北大学大学院微生物学分野教授の押谷仁氏らの研究グループはフィリピン熱帯医学研究所およびシンガポール国立大学とともに、家庭内感染のリスクを検討する前向きコホート研究を実施。家族の1人がRSウイルスに感染すると、症状が出る前の期間を含めて約7日以内に家庭内感染が発生するケースが多いとし、Am J Epidemiol(2021年7月3日オンライン版)に報告した。