末梢血リンパ球数でICIの副作用を予測

 免疫チェックポイント阻害薬(ICI)による肺がん治療では、免疫関連副作用(irAE)が起こりうる。慶應義塾大学薬学部の江上彩映香氏らおよび同大学病院、国立がん研究センター中央病院を中心とする研究グループは「irAE発現と末梢血球数が相関する」との仮説を検証。「末梢血リンパ球数820以上がirAE発現と相関することが分かった。irAE早期発症の高リスク患者特定に役立つ可能性がある」とFront Oncol(2021; 11: 618570)に発表した。