肝サルコペニア診断基準を前向きに検証

 肝硬変患者ではサルコペニアを合併する頻度が高く、サルコペニアの合併は予後と強く関連する。北里大学消化器内科学講師/湘南鎌倉総合病院(神奈川県)の魚嶋晴紀氏は、2016年に日本肝臓学会が作成した「肝疾患におけるサルコペニア判定基準(第1版)」(以下、判定基準)の有用性を検証する多施設前向き観察研究を実施。その結果を第57回日本肝臓学会(6月17〜18日、ウェブ併催)で報告した。