スタチンでTNBCのOSが30%改善
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スタチン療法と乳がん患者の予後との関連については、これまで数多くの研究で検討されてきたものの、結果は一貫していなかった。そうした中、米・University of Texas MD Anderson Cancer CenterのKevin T. Nead氏らは、米国のステージⅠ~Ⅲの乳がん患者を対象にスタチン療法と予後との関連について検討。解析対象のうちトリプルネガティブ乳がん(TNBC)患者では、乳がん診断後12カ月以内にスタチン療法が開始された例において乳がん特異的生存(BCSS)が58%、全生存(OS)は30%、いずれも有意に改善していたとする結果をCancer(2021年8月3日オンライン版)に発表した。