モデルナでブレークスルー感染が44%減

 世界で新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)のワクチン接種が進む中、流行の主流が変異株に置き換わったことでワクチンの効果減弱が報告されるようになった。米・nference社のArjun Puranik氏および米・Mayo ClinicのJohn C. O'Horo氏らは、米国で緊急使用許可(EUA)を受けたファイザー/ビオンテックとモデルナのmRNAワクチンについてSARS-CoV-2による感染、入院、集中治療室(ICU)入室、死亡のリスクをコホートで評価。インド型変異(デルタ)株に置き換わった今年(2021年)7月時点のブレークスルー感染のリスクは、ファイザー製に比べモデルナ製で44%低いことが分かったと、査読前論文公開サイトmedRxiv2021年8月6日オンライン版)に報告した。