AZとファイザーのワクチン異種接種は有効
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新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)のワクチンに関して、英・University of OxfordのXinxue Liu氏らは英国の成人約800例を対象に、アストラゼネカ社のアデノウイルスベクターワクチン(ChAd)とファイザー社のmRNAワクチン(BNT)の異種混合接種(プライムブーストワクチン接種)の安全性、免疫原生を評価する第Ⅱ相多施設単盲検ランダム化非劣性試験を実施。その結果、ChAd/BNTの異種混合接種はChAd/ChAdの同種接種に比べて非劣性であることが示され、抗体価はChAdを先に接種し次にBNTを接種する方法(ChAd/BNT)とその逆の順番で接種する方法(BNT/ChAd)のいずれの順の異種混合接種においてもChAd/ChAdの同種接種より高かったとLancet(2021年8月6日オンライン版)に発表した。同氏らは「異種混合接種の有用性を裏付けるものである」と述べている。