ワクチン後の抗体価、喫煙者や高齢者で低下
- 感染症
- 薬剤情報
- アトピー性皮膚炎
- アレルギー疾患全般
- パンデミック
- 予防医学
- 予防接種用薬・ワクチン
- 内分泌疾患全般
- 循環器疾患全般
- 感染症全般
- 新型コロナウイルス感染症
- 新興感染症
- 生活習慣全般
- 看護師
- 糖尿病
- 飲酒
- 高血圧
国立病院機構宇都宮病院呼吸器・アレルギー内科の杉山公美弥氏(同院副院長)らの研究グループは、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)に対するファイザー製ワクチンの2回目接種を受けた同院の職員を対象に前向きコホート研究を実施。接種から3カ月後のSARS-CoV-2スパイク(S)蛋白質に対する抗体価を評価した結果、高齢者や喫煙者で顕著に低下することを明らかにし、査読前論文公開サイトmedRxiv(2021年8月7日オンライン版)に報告した。今回の結果から「喫煙が抗体価に最も影響を及ぼす因子であり、SARS-CoV-2ワクチン接種前の禁煙によりワクチンの有効性が改善する可能性がある。また、予備的な研究から、50歳以上の人に対しては6カ月ごとにSARS-CoV-2ワクチン接種が必要である可能性も示唆された」としている。