リュープロレリンがさらなる出荷調整へ

 LH-RHアゴニスト製剤リュープロレリン(商品名リュープリン)は前立腺がん、閉経前乳がん、子宮内膜症などの適応を有し、多くの患者に投与されているが、武田薬品工業の光工場(山口県)における不具合により、昨年(2020年)6月より出荷調整が行われている(関連記事「リュープロレリンが出荷調整で欠品の見込み」)。同社は9月6日、供給量のさらなる低下および多くの患者で使用される同薬の22.5mg製剤(24週間隔投与)の製造優先に伴い、3.75mg製剤(4週間隔投与)および11.25mg製剤(12週間隔投与)の供給量の低下が見込まれると発表した。