ICT活用で総合診療専門医試験が変わる!

 今月(2021年9月)26日に第1回の実施が予定されている総合診療専門医試験では、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行を踏まえ、紙媒体方式ではなくCBT(computer based testing)方式が採用されることとなった。千葉大学病院総合診療科科長・教授で日本専門医機構総合診療専門医検討委員会副委員長の生坂政臣氏は第53回日本医学教育学会(7月30~31日、ウェブ開催)で、「これからの総合診療医には、超高齢社会を背景とする多疾患併存例をはじめcomplex patientに対する問題解決能力が求められる」と主張。同試験においても、今後はICTを活用することでcomplex patientへの診断と対処法を問う、より実践的な作問が可能であると、具体例を提示しながら解説した。