海外高所滞在者の4割が高山病に

 海外旅行が身近になり、国外の標高が高い地域に滞在する日本人が高山病を発症する事例が数多く報告されている。東京医科大学病院渡航者医療センターの栗田直氏らは、海外高所経験者を対象として高山病対策に関する調査を実施。第25回日本渡航医学会(8月21〜22日、ウェブ開催)で、約4割の人が高山病を発症しており、リスク回避や予防薬の内服は不十分であったと報告した。