IP合併進行NSCLCへのアテゾ、効果は?

 TORG1936/AMBITIOUSは、特発性間質性肺炎(IP)を合併した進行・再発非小細胞肺がん(NSCLC)に対する抗PD-L1抗体アテゾリズマブの有効性と安全性を検証した初の第Ⅱ相試験で、重症の肺臓炎が高頻度に発現したため2020年3月25日に早期中止された。神戸市立医療センター中央市民病院呼吸器内科の佐藤悠城氏らは、同試験の探索的バイオマーカー解析などを含む最終解析を実施し、結果を欧州臨床腫瘍学会2021(ESMO 2021、9月16~22日、ウェブ開催)で報告した。