抗うつ薬の長期使用中止で再発リスク2倍
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近年、高所得国ではプライマリケアにおける抗うつ薬の処方数が増加傾向にあり、処方の長期化がその一因であると指摘されている。こうした中、プライマリケアで長期間にわたって抗うつ薬を使用し中止を考慮できるまで改善した患者を対象に、同薬の使用中止と使用継続を比較検討した英国のランダム化比較試験(RCT)ANTLER※の結果が明らかになった。同試験では、抗うつ薬の使用を継続した群と比べて中止した群でうつ病の再発リスクが約2倍高いことが示された。英・University College LondonのGemma Lewis氏らがN Engl J Med(2021; 385: 1257-1267)に発表した。
※Antidepressants to Prevent Relapse in Depression