rTMS療法で禁煙継続率高まる

 うつ病を中心とした精神疾患の治療に導入されている反復経頭蓋磁気刺激(rTMS)療法。依存症治療への期待が高まる中、イスラエル・Ben-Gurion University of the NegevのAbraham Zangen氏らは、禁煙治療後に喫煙を再開した経験を持つ喫煙者を対象に、rTMSと偽刺激(シャム)の禁煙治療効果を検討する二重盲検ランダム化比較試験(RCT)を実施。rTMS療法群では禁煙継続率が有意に高かったとの結果を、World Psychiatry2021; 20: 397-404)に報告した。