糖尿病診療に対する内科医の心構え

 糖尿病の患者および予備軍は増加の一途をたどっており、患者の治療モチベーション向上やチーム医療体制の整備、さらには合併症である細小血管障害や動脈硬化性疾患の発症・進展の阻止は重要な課題である。横浜市立大学大学院分子内分泌・糖尿病内科学教授の寺内康夫氏は、第36回日本糖尿病合併症学会/第27回日本糖尿病眼学会(10月8~9日、ウェブ併催)で日本における糖尿病患者の現状や医療体制の課題について概説。また、慢性合併症の1つである糖尿病網膜症に関する日本発の研究を紹介しつつ、チーム医療や内科・眼科連携の重要性を訴えた。