虚血性心疾患の予防、sd LDL-Cを考慮すべし

 久山町研究は、わが国を代表する疫学研究で、福岡県久山町の地域住民を対象に1961年から生活習慣病の前向き調査を行っている。九州大学大学院衛生・公衆衛生学分野教授の二宮利治氏は、同研究から得られた脂質代謝異常に関する最新のデータを第43回日本高血圧学会(10月15~17日、ウェブ開催)で発表。虚血性心疾患の発症予防において、small dense LDLコレステロール(sd LDL-C)を考慮することの重要性を指摘した。