糖尿病合併コロナの予後、血糖降下薬が関連
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中国・University of Hong KongのAndrea OY.Luk氏らは、香港の2型糖尿病を合併する新型コロナウイルス感染症(COVID-19)患者1,200例超を対象とした後ろ向きコホート研究で、各種の血糖降下薬とCOVID-19の重篤な臨床転帰との関連を検証。その結果、スルホニル尿素(SU)薬およびインスリン製剤の使用者では非使用者に比べ、集中治療室(ICU)入室、侵襲的機械換気、院内死亡の複合リスクが高かったが、メトホルミンおよびDPP-4阻害薬の使用者では複合リスクが低かったとBMJ Open(2021;11:e052310)に発表した。ただし観察研究であるため、血糖降下薬とCOVID-19の臨床転帰との直接的な因果関係は証明できないとしている。