ロボット vs. 腹腔鏡、感染性合併症抑制に優れるのは?

 胃がんに対するロボット支援下胃切除術(RG)は、腹腔内感染性合併症の抑制に寄与する可能性がある。和歌山医科大学外科学第2講座講師の尾島敏康氏は、RGと腹腔鏡下胃切除術(LG)を比較する第Ⅲ相ランダム化比較試験(RCT)を実施。腹腔内感染性合併症の有意な抑制は認められなかったものの、RGで全合併症の有意な抑制などが示されたことを第59回日本癌治療学会(10月21〜23日、ウェブ併催)で報告した。