ハイリスク患者の脂質管理は不十分
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『動脈硬化性疾患予防ガイドライン2017』(JAS2017)では、冠動脈疾患の既往があり、家族性高コレステロール血症、急性冠症候群または糖尿病と他の危険因子を有する患者はハイリスク病態とされ、冠動脈疾患の二次(再発)予防においてLDLコレステロール(LDL-C)70mg/dL未満が管理目標値となっている。九州大学循環器内科講師の的場哲哉氏は、そうしたJAS2017のリスク層別化による脂質管理の実態と予後への影響を明らかにするため、CLIDAS-Lipid研究を行った。その解析結果について第53回日本動脈硬化学会(10月23~24日、ウェブ併催)で報告。ハイリスク群の脂質管理は不十分だと指摘した。