モデルナワクチン、がん患者にも有効

 がん患者が新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)に感染すると、重症や死亡のリスクが上昇するとされる。そのため、がん患者に対してもSARS-CoV-2ワクチン接種が推奨されているが、接種後の有効性を検討した報告は少ない。オランダ・University Medical Centre GroningenのSjoukje F. Oosting氏らは、免疫療法、化学療法、化学免疫療法で治療中の固形がん患者を対象に、モデルナ製メッセンジャーRNA(mRNA)ワクチンの免疫原性および安全性を検討。がん治療法にかかわらず適切な抗体反応が認められたとLancet Oncol2021年11月9日オンライン版)に報告した。