アスピリン、コロナへの有効性示せず

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)患者では血栓症の合併リスクが高いことが報告され、有効な治療薬の開発および探索が続いている。英・Randomised Evaluation of COVID-19 Therapy(RECOVERY)Collaborative Groupは、COVID-19の入院患者を対象にアスピリンの有効性および安全性を検証する大規模非盲検ランダム化比較試験(RCT)を実施。その結果、標準治療にアスピリンを併用しても、28日後の全死亡率は低下しなかったと、Lancet2021年11月17日オンライン版)に発表した。