日本のCOVID-19患者の血栓症の実態は?

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)では血栓症の併発例が多く、それが予後を悪化させる点が警戒されている。静岡社会健康医学大学院大学の浦野哲盟氏は、日本血栓止血学会、日本動脈硬化学会、厚生労働省「血液凝固異常症等に関する研究」班が合同で実施したアンケート結果などから、日本におけるCOVID-19関連血栓症の実態と対策をまとめ、第53回日本動脈硬化学会(10月23~24日、ウェブ併催)で報告した。