バイアグラが認知症リスクを70%低減

 認知症に対する薬剤開発が期待される中、ドラッグリポジショニングにも目を向ける必要があるようだ。米・Cleveland ClinicのJiansong Fang氏らは、同国で承認された薬剤の中からアルツハイマー型認知症(AD)に有効な可能性があるものを選び出す手法を開発。勃起不全薬(商品名バイアグラ)および肺動脈性肺高血圧症治療薬(同レパチオ)として承認されているシルデナフィルを投与した患者では、AD発症リスクが約70%低減したとNature Aging2021年12月6日オンライン版)に報告した。