コロナワクチン、日本人への有効性

 新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)ワクチンは、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)発症予防に対する極めて高い有効性が報告されている。ワクチン接種が先行している諸外国では免疫減衰や変異株出現による有効性の低下が指摘されているが、重症化予防においては依然高い有効性が保たれている。佐賀大学予防医学分野准教授の原めぐみ氏は、今後も免疫減衰や新たな変異株の出現、ワクチンの3回目追加接種などの影響を観察していくため、SARS-CoV-2ワクチンの有効性について検討。現在までの進捗状況や得られた知見・課題について、第25回日本ワクチン学会(12月3~5日、ウェブ併催)で発表した。