わが国初の陰茎がん治療GLが刊行

 陰茎がんは希少がんに分類されるが、日常診療で遭遇しうる。そのため、標準的な治療指針が求められており、今年(2021年)7月、初めての陰茎がんの治療指針である『陰茎癌診療ガイドライン2021年版』(以下、ガイドライン)が刊行された。ガイドライン作成委員会委員長で熊本大学大学院泌尿器科学教授の神波大己氏は、その概要を第109回日本泌尿器科学会(12月7〜10日)で解説した(関連記事「陰茎がん:診断、治療のポイントは?」)。