新規認知症薬の導入めぐり社会政策面に課題
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社会的な影響の大きさから、承認の可否に注目が集まっていたアルツハイマー病(AD)治療薬の抗アミロイドβ(Aβ)抗体aducanumabだが、厚生労働省は12月22日の薬事食品衛生審議会医薬品第一部会で審議の結果、承認を見送った。審議に先立ち、第40回日本認知症学会(2021年11月26~28日、ウェブ併催)では、同薬に関するシンポジウム「ディベート・セッション1」が行われ、認知症治療に携わる医師や医療経済学者、認知症患者の家族などから、同薬の国内導入をめぐりさまざま意見が出された。東京都健康長寿医療センター研究所認知症未来社会創造センターセンター長の粟田主一氏は、社会政策の観点から同薬の臨床導入後に想定される課題を挙げた。