医療者、通勤者でメンタルヘルスが悪化

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)流行下では、医療従事者、低学歴者、通勤者でメンタルヘルスが悪化していた。東京大学大学院精神保健学分野の佐々木那津氏らが、COVID-19が日本人労働者のメンタルヘルスに与えた影響とその関連要因に関して調査した結果を第80回日本公衆衛生学会(2021年12月21~23日)で報告。「産業保健、地域保健の両面から、メンタルヘルスが悪化した集団に対し有効な対策を検討する必要がある」と述べた。