コロナワクチン後の心筋炎、増加も頻度低い
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新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)のメッセンジャーRNA(mRNA)ワクチンの接種後には、心筋関連事象(心筋炎・心膜炎)のリスク上昇が示唆されている。英・Imperial College LondonのAnders Husby氏らは、デンマークの全国民データを用いた住民ベースのコホート研究でmRNAワクチン(ファイザー/ビオンテック製のBNT162b2およびモデルナ製のmRNA-1273)の接種と心筋炎・心膜炎の発症との関連について検討。mRNA-1273接種者では接種後28日間の心筋炎・心膜炎の発症率が有意に上昇していたが、絶対発症率は最も高い12~39歳の群でも10万人当たり5.7人と低く、ほとんどが軽症だったことをBMJ(2021; 375: e068665)に報告した。