腰椎変性側弯症では体幹筋量が2.5倍速で減少

 高齢化の進展に伴い患者が急増している腰椎変性側弯症(DLS)。骨格筋量との関係が注目されており、低体幹筋量はDLSの危険因子とされている。千葉大学病院整形外科の水谷雅哉氏は、特任准教授の江口和氏らとともにDLS患者を対象に行った縦断研究の結果を、第29回日本腰痛学会(2021年10月22~23日)で発表。「2年間の追跡の結果、40歳以上の女性DLS患者では対照群に比べ体幹筋量が約2.5倍の速度で減少していることが示された」と報告した。詳細はEur Spine J2022年1月12日オンライン版)に掲載された。