小児のMIS-C、トジナメランで91%予防

 小児多系統炎症性症候群(multisystem inflammatory syndrome in children;MIS-C)は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に罹患した小児において川崎病様の症状を呈する新しい疾患である。MIS-Cに対するワクチンの有効性については不明点が多かったが、米疾病対策センター(CDC) COVID-19 Response TeamのLaura D. Zambrano氏らは、ファイザー製メッセンジャーRNA(mRNA)ワクチン(トジナメラン)2回接種により、91%のMIS-C予防効果が認められたと報告した(MMWR Morb Mortal Wkly Rep 2021年1月7日オンライン版)。(関連記事:「小児コロナ関連疾患MIS-Cの診療ポイント」