DCF療法、進行食道がん術前治療の標準に
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食道がんは、最大85%が食道扁平上皮がん(ESCC)を占める。多くは進行してから発見され、予後は不良である。国立がん研究センター中央病院頭頸部・食道内科科長/消化管内科科長の加藤健氏は、国内の局所進行ESCC患者を対象に、術前療法の標準治療であるシスプラチン+フルオロウラシル(5-FU)による化学療法(CF療法)、シスプラチン+5-FU+ドセタキセル(DCF療法)、またはシスプラチン+5-FU+放射線療法(CF-RT療法)の3群を比較した第Ⅲ相JCOG1109 NExT試験の主解析の結果を米国臨床腫瘍学会消化器がんシンポジウム(ASCO-GI 2022、1月20~23日、ウェブ併催)で発表。主要評価項目の全生存(OS)は、DCF療法群が標準治療であるCF療法群を有意に上回ったと報告した(関連解説記事:学会印象記「米国臨床腫瘍学会消化器がんシンポジウム(ASCO-GI 2022)」)。