β遮断薬で前立腺がん術後再発リスク低下

 前立腺全摘除術は限局性前立腺がんの標準治療であり、局所進行性前立腺がんにおいても治療選択肢の1つだが、再発を来す症例は少なくない。ノルウェー・Oslo University HospitalのShivanthe Sivanesan氏らは、術前に非選択的β遮断薬(β12受容体の両方に作用)を投与した患者では、再発リスクが有意に低かったことをJAMA Netw Open2022; 5: e2145230)に報告した。