コロナ禍の自殺増に男女差

 日本ではコロナ禍の影響に自殺の増加が増加しているが、原因や動機に関する包括的な調査は行われていない。宮崎大学臨床神経科学講座精神医学分野の香田将英氏らは、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)流行下における自殺の増加および原因・動機を分析。①流行第二波時の2020年7月~11月に自殺の増加が認められた、②原因・動機には性差があり、女性は家庭や仕事、健康など多岐にわたり、かつ長期に及んだ―という結果をJAMA Netw Open2022; 5: e2145870)に報告した。