テノホビルでサルコペニア予防の可能性
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治療の進歩によりHIV感染症患者の長期予後は改善している。しかし、HIV感染症患者では骨格筋量や歩行速度、握力などの筋力の低下が著しく、海外ではサルコペニアのリスクが高いと報告されている。大阪市立総合医療センター感染症内科の小西啓司氏は、体組成分析装置Inbodyを用い日本人HIV感染症患者におけるサルコペニアの有病率およびHIV感染症治療が骨格筋量や筋力に及ぼす影響について検討し、結果を第35回日本エイズ学会(2021年11月21~23日、ウェブ併催)で発表。「サルコペニアの有病率は約10%で一般人口と同等だった。テノホビル(TAF)投与に伴う体重増加は、体脂肪だけでなく骨格筋も増加させており、結果としてサルコペニアを予防している可能性が考えられた」と報告した。