急性期の抗菌薬が介護施設の多剤耐性に関連
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医療機関での抗菌薬処方が、その後の介護医療施設における多剤耐性菌の検出に与える影響については不明点も多い。米・University of Michigan Medical SchoolのKyle J. Gontjes氏らは、前向きコホート研究の二次解析により、急性期治療での抗菌薬使用が介護医療施設(ナーシングホーム)における多剤耐性菌検出リスクを高めるとの結果をJAMA Netw Open(2022; 5: e2144959)に報告。急性期病院からナーシングホームに移った高齢患者の約7割に抗菌薬が投与されており、その多くは耐性化リスクが高いという実態が浮かび上がった。