どう管理する?高齢心不全患者の低栄養問題
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心不全はステージによって栄養管理方法が異なる。ステージC/Dではobesity paradoxの概念があるように、低栄養ほど予後不良となる。つまりステージA/BからC/Dへ進行した際に漫然と同じ栄養管理を継続すれば、心不全患者に不利益が生じることになる。また日本では高齢の心不全患者が年々急速に増加する傾向にある(Circ J 2008; 72: 489-491)。聖マリアンナ医科大学循環器内科の鈴木規雄氏は「高齢であること自体が低栄養リスクであり、低栄養高リスクの心不全患者が増加しているともいえる」と指摘、高齢心不全患者の栄養管理と今後の課題について『2021年改訂版 心血管疾患におけるリハビリテーションに関するガイドライン』(以下、心リハGL)の内容を交えて第24回・第25回日本病態栄養学会(1月28~30日、ウェブ併催)で解説した(関連記事:心リハGLが改訂、栄養・食事療法も記載)。