認知行動療法で自殺念慮者の自傷リスク増

 米・Kaiser Permanente Washington Health Research InstituteのGregory E. Simon氏らは、頻繁に自殺念慮を抱く患者約1万8,000例を対象に、ケアマネジメントや弁証法的行動療法(DBT)の有効性を検討する実用的ランダム化比較試験(RCT)を実施した。その結果、通常のケアと比べ、ケアマネジメントを実施しても自傷リスクの有意な減少は見られず、DBTを実施すると自傷リスクはむしろ有意に増加したとJAMA2022; 327: 630-638)に発表した。