DOAC服薬不良で脳卒中リスクが増加

 直接作用型経口抗凝固薬(DOAC)を服用中の非弁膜症性心房細動(NVAF)患者において、アドヒアランスが予後に及ぼす影響を調査した日本の実臨床ベースのデータは少ない。国立病院機構京都医療センター循環器内科部長の赤尾昌治氏らは、かかりつけ医でリバーロキサバンが処方されたNVAF患者を対象に、同薬の実臨床における有効性と安全性を検討した医師主導前向き観察研究GENERALに関し、アドヒアランス別にイベントリスクを検証したサブグループ解析の結果を第86回日本循環器学会(3月11~13日、ウェブ開催)で発表。アドヒアランスが不良だった患者群では、脳卒中リスクが高かったと報告した。