オートショックAEDが登場、普及の課題は?

 日本では2004年7月に非医療従事者による自動体外式除細動器(AED)の使用が可能となった。承認されたのは救助者が電気ショックボタンを押下する「セミオートAED」のみだったが、昨年(2021年)7月にボタン押下不要の「オートショックAED」が承認された。徳洲会集中治療部顧問で吹田徳洲会病院(大阪府)救急集中治療部門長の丸川征四郎氏は、オートショックAEDのメリットとデメリット、普及に向けた課題などについて第49回日本集中治療医学会(3月18~20日、ウェブ開催)で解説した。