若年期の脳震盪で精神疾患、自傷行為リスク増

 脳震盪を起こした小児~青少年の若年者は、将来的にメンタルヘルスの問題を抱えるリスクが高まる可能性があることが、カナダ・Children's Hospital of Eastern Ontario(CHEO) Research InstituteのAndrée-Anne Ledoux氏らが実施した大規模後ろ向きマッチドコホート研究で示唆された。脳震盪を起こした若年者は、整形外科的な外傷を負った同年代の若年者と比べて、メンタルヘルスの問題で精神科を受診、入院するリスクが約1.4倍に上昇した他、自傷行為のリスクも高まることが分かったと、JAMA Netw Open2022; 5: e221235)に報告した。