貧血、咀嚼障害が高齢者の難聴のリスクに

 加齢に伴い聴覚の機能が低下して起こる加齢性難聴。放置すると日常生活にさまざまな支障を来すが、加齢以外にも騒音や動脈硬化、肥満などが危険因子になりうるとの報告もある。浜松医科大学健康社会医学講座/聖隷福祉事業団聖隷健康診断センター(静岡県)の赤松友梨氏は、生活習慣病や健康診断の検査所見と加齢性難聴との関連を調査。貧血、咀嚼障害などがリスクになると、第32回日本疫学会(1月26~28日、ウェブ開催)で報告した。